【5分でわかる】医師のための転職ガイド。本当に役立つ転職サイト・転職エージェントとは!

医師のための転職徹底ガイドです。

2016年末時点における全国の届出された「医師の人数」は319,480人、男性が251,987人(約8割)、女性67,493 人(約2割)となっています。

そしてじつにこの30%の医師が転職を経験したというデータがあります。

実数ですと、約90,000人~100,000人にもおよぶ大変な数字になります。

医師不足が問題になって久しいですが、毎年4,000人の届出があるにも関わらず偏在によって解消には向かっていません。

医師のみなさんに本転職ガイドをぜひ参考にして頂きたく思います。

目次

【はじめに】医師の転職について

医師の転職理由について

医師の転職理由として、代表的なものについて紹介します。

あるアンケートデータによりますと、主な転職理由は以下のようなものがあります。

1位 収入アップをしたい

2位 家庭の事情のため

3位 多忙のため

転職理由のベスト3は以上の通りとなっています。

その他にも「スキルアップのため」「Uターンを検討しているため」などが理由にあげられています。

人間関係について悩んでいる医師も見受けられ「一緒に働いているスタッフ等と考えが合わなかった」といった事をあげています。

また、家庭環境について悩んでいると答えた方の中には「子供に通わせたい学校に合わせて転職した」とありました。

その他では「最新の医療機器を用いた治療をしたかった」といった方も見受けられました。

勤務先別に見る医師の転職理由

大学病院に勤める医師の主な転職理由

30代の男性内科医の場合

1) 専門医等の資格を入手したため

2) 年収を上げたいため

3) 勤務がハードなため

救急病院に勤める医師の主な転職理由

30代前半の男性内科医の場合

1) 専門医等の資格を取得したいため

2) 勤務条件の改善を希望

3) 人間関係   

30代前半の女性医師の場合

1) 家庭環境の変化(結婚や出産、または家族の転勤など)

2) 専門医等の資格を取得したいため

3) 勤務条件の改善を希望

クリニックに勤める医師の主な転職理

1) 勤務条件の改善を希望

2) 開業のため

企業に勤める医師の主な転職理由

1) 臨床に戻りたくなったため

2) 勤務条件の改善を希望

3) 定年退職のため

医師の転職方法について

医師の約3割が転職すると述べましたが、それではどのような方法で転職をしているのでしょう。

転職サイトを利用したり、人材紹介会社(転職エージェント)を利用したり、知人の紹介を利用したりと、その方法は様々なようです。

それではどのような方法が上位にあるのかを紹介します。

1位 同僚や知人など

2位 人材紹介会社

この2パターンが圧倒的に多いようです。

なぜ人材紹介(転職エージェント)がおすすめなのか?

転職エージェントを利用した転職がおすすめの理由を紹介します。

「はじめての転職で転職活動の進め方が分からない」「忙しくて転職活動の準備が出来ない」このような先生にはおすすめのサービスとなっています。

1)転職マーケットに詳しいキャリアアドバイザーからアドバイスをしてもらえる

2)非公開の求人をはじめ、多数の求人からおすすめ案件を紹介してもらえる

3)わずらわしい手続き(希望の求人検索、書類応募、面接の日程調整など)を代行してもらえる

人材紹介会社(転職エージェント)のサービスとは

同僚や知人の紹介の次に多いのが「人材紹介会社(転職エージェント)」となっております。

それでは、人材紹介会社(転職エージェント)をご利用する際のサービスの流れについて説明します。

STEP.1
登録
各人材紹介会社のウェブから登録を行います。
STEP.2
面談
人材紹介会社のキャリアアドバイザーとの面談を行います。ここでみなさんの希望などについてヒアリングします。
STEP.3
求人紹介
みなさんの希望に沿った求人案件を紹介します。
STEP.4
求人応募
ご興味の湧いた求人案件に、医師のみなさまに代わって書類の応募代行を行います。
STEP.5
面接
続いて面接になりますが、この面接の日時の調整などについても人材紹介会社が代行いたします。
STEP.6
内定
内定後は入職条件に差異が生じないようキャリアアドバイザーが条件の確認を行います。

厳選!おすすめの転職エージェントランキング

それでは続いて、おすすめの転職エージェントを紹介します。

 

エムスリーキャリアエージェント

1) 「m3.com」のエムスリーグループによる運営

2) 医師利用者数が年間1万人以上

3) 医師会員27万人以上

4) 医師登録数は7年連続No.1

5) 医療機関に精通したコンサルタント多数

エムスリーキャリアエージェントの評価
総合評価
(4.5)
アドバイスとサポート
(5.0)
常勤求人の質と数
(5.0)
非常勤求人の質と数
(4.0)
スポット求人の質と数
(1.0)
拠点数
(2.0)

登録フォーム

民間医局

1)15拠点のサービス体制

2)常勤・非常勤・スポットの求人が充実

3)女性医師の成約実績多数

民間医局の評価
総合評価
(4.5)
アドバイスとサポート
(4.0)
常勤求人の質と数
(4.0)
非常勤求人の質と数
(4.0)
スポット求人の質と数
(3.5)
拠点数
(5.0)

その他のサービス等

1)「DOCTOR’SMAGAZINE」無料購読
2)  女性医師支援サービス

登録フォーム

リクルートドクターズキャリア

1) 15,000件以上の求人数

2) 好条件・高待遇の非公開求人

3) リクルートグループの信頼と実績

4) 30年来の転職支援の実績

リクルートドクターズキャリアの評価
総合評価
(4.0)
アドバイスとサポート
(4.0)
常勤求人の質と数
(3.0)
非常勤求人の質と数
(3.0)
スポット求人の質と数
(4.0)
拠点数
(3.0)

その他のサービス等

1) 医師のキャリア応援マガジン「RECRUIT DOCTOR’S CAREER」
2) 開業支援のサポート
3) 添付文書検索アプリ「EPIONE」
4) 非常勤医師紹介でMRTと業務提携、またメドピアキャリアともアルバイトの求人案件で2019年9月より業務提携。

登録フォーム

医師転職ドットコム

1) 調剤薬局大手「アインファーマシーズ」のグループ企業

2) 40,000件以上の業界最大の求人数

3) 4万人以上の転職支援実績

4) ご利用者満足度 92.6%

5) 求人の質満足度 84.7%

医師転職ドットコムの評価
総合評価
(4.5)
アドバイスとサポート
(3.5)
常勤求人の質と数
(5.0)
非常勤求人の質と数
(5.0)
スポット求人の質と数
(5.0)
拠点数
(4.0)

登録フォーム

MRT

1) 業界トップクラスの医師紹介実績 120万件超

2) 24時間365日での対応

3) スポット・アルバイトの求人に強み

4) アルバイト案件はリアルタイムでの更新

MRTの評価
総合評価
(3.5)
アドバイスとサポート
(3.5)
常勤求人の質と数
(3.0)
非常勤求人の質と数
(3.0)
スポット求人の質と数
(5.0)
拠点数
(3.0)

登録フォーム

マイナビドクター

1)安心のマイナビグループ

2)専任のキャリアパートナーがサポート

3)東京及び近郊の求人に強み

マイナビドクターの評価
総合評価
(3.0)
アドバイスとサポート
(3.0)
常勤求人の質と数
(3.5)
非常勤求人の質と数
(3.0)
スポット求人の質と数
(1.0)
拠点数
(2.0)

登録フォーム

【FAQ】人材紹介のサービスでよくある質問

そもそもどのようなサービスですか?

人材紹介(転職エージェント)のサービスとは、人材紹介のキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を行います。

転職サイトでは、求人に応募した後の活動をご自身で進めなければなりません。

一方の人材紹介(転職エージェント)での活動ならば、書類の応募や面接スケジュールの調整、または年収などの条件交渉も代行してもらえます。

サービスが無料と言うのは本当ですか?

すべての転職支援サービスを無料で受けれます(交通費は除きます)。

人材紹介(転職エージェント)のサービスは、医師のみなさんが転職を決めたときに、今後支払われるであろう年収の30%程度を求人企業から受けとります。

つまり求職者の方から、料金を頂くことはありません。

はじめての転職のため、なかなか転職への踏ん切りがつきません

はじめての転職ですと、不安な気持ちや何から活動を開始して良いのか分からなくて当然です。そのような時にこそ、転職支援のプロである転職エージェントを利用することをおすすめします。

そして転職エージェントはあくまで医師専門の転職エージェントへご登録してください。医師転職専門のプロから、豊富な経験に基づいた具体的なアドバイスやサポートをしてもらえるはずです。

個人情報の取り扱いはどのようになっていますか?

先生からの許諾なく、医療機関へ情報を公開することは一切ございません。
また、詳しくはお手数ですが、下記をご確認ください。

ウェブから登録しました。この後は何をすれば良いのでしょう?

ウェブからの登録が完了しますと、人材紹介(転職エージェント)のキャリアアドバイザーから電話やメールで連絡があります。

その後直接お会いして、または電話にて今までのキャリアや今後の希望についてカウンセリングをします。

そこで今後の転職活動の進め方を決めていきます。

【転職の流れ】

(1)コンサルタントとのご面談

(2)求人のご紹介

(3)ご面接

(4)就業決定

 

地方に住んでいるのですが、相談は可能でしょうか?

はい、大丈夫です。

ほとんどの人材紹介(転職エージェント)が電話、またはメールで対応をします。

転職活動を周囲に知られると困るのですが。

転職活動が周囲に知られる事はありませんので、ご安心ください。

キャリアアドバイザーとの面談も、多くの会社で医師のみなさんのご希望の場所で面談対応をしているはずです。

また個人情報が医師のみなさんの許可無く、外部(病院等)に開示される事は一切ありません。

他社に登録していますが、サービスの利用は可能ですか?

もちろん可能です。

2~3社程度の登録をしている方が多くいらっしゃいます。

非公開求人とは何ですか?

ウェブサイトからは検索が出来ない求人案件です。

つまり一般的には見つける事が出来ない求人案件になるのですが、人材紹介会社(転職エージェント)はこのような非公開求人を一定割合で保有しています。

なぜ非公開にするかと言うと、各医療機関等が効率良く選考を行いたいためであり、ある程度条件に合った人材のみとの面接を行いたいためと言われます。

応募先から履歴書、職歴書は返却してもらえますか?

これらの返却は不可となりますので、ご留意ください。

キャリアアドバイザー or コンサルタント !?

人材紹介会社の転職支援をしてくれる方の呼称は各社によって違います。

エムスリーキャリアエージェント:コンサルタント

民間医局:エージェント

リクルートドクターズキャリア:キャリアアドバイザー

医師転職ドットコム:コンサルタント

マイナビドクター:キャリアパートナー

このように見てみると、キャリアアドバイザーと呼んでいるのは上記ではリクルートドクターズキャリアだけとなっています。

ビジネスパーソン向けの転職エージェントでは、ほぼすべての会社でキャリアアドバイザーと呼んでいますので、ドクター向けのエージェントの呼称が少しユニークなのでしょう。

医師のキャリアガイド

医学部について

医師の一般的なキャリアガイドについて紹介します。

まず医師になるためには、当然ながら「医科大学」や「医学部のある大学」に進学します。

大学は6年制になっています。

入学の難易度は高く、受験勉強と対策についても相当ハードに勉強しなければなりません。

また入学出来ても、学費が高いのが特徴です。

6年間の学費の合計は約3,000万円以上かかると言って良いでしょう。

そして6年間のハードな課程をクリアした人けに、医師国家試験の受験資格が与えられます。

医師国家試験は意外にも合格率が高く、ここ数年の平均合格率を見てみても約90%と高い数字になっています(各大学は合格率を高く保つため、合格の見込みの低い学生を留年させる場合があるため)。

ちなみに学費については、国公立大学医学部で350~400万円、私立大学医学部で2,000~4,700万円(平均3,200万円程度)。

受験者数 合格者数 合格率
102(2008年) 8,535 7,733 90.6%
103(2009年) 8,428 7,668 91.0%
104(2010年) 8,447 7,538 89.2%
105(2011年) 8,611 7,686 89.3%
106(2012年) 8,521 7,688 90.2%
107(2013年) 8,569 7,696 89.8%
108(2014年) 8,632 7,820 90.6%
109(2015年) 9,057 8,258 91.2%
110(2016年) 9,434 8,630 91.5%
111(2017年) 9,618 8,533 88.7%

医師国家試験に合格したら研修医に!

医師国家試験に受かったら、大学卒業後には多くの方が大学病院で初期研修を2年間行います。

市中病院で初期研修を受ける方もいますが、ほとんどが大学病院です。

そもそも「研修医」とは、国家試験に合格した後に一人前の医師になるため、研修を受ける医師のことです。

医学部を卒業して2年間の研修を受ける医師を「初期研修医」。

その後、専門的な科目において3年間の研修を受ける医師を「後期研修医(専攻医)」と呼びます。

初期研修は、医師としての基本を学ぶ研修になります。

一般的に内科・外科・小児科・産婦人科などの科目を研修します。

初期研修医の年収は約300~400万円が相場ですが、地域によっては高い地域で500~600万円ほど。

またこの初期研修医の期間はアルバイトが禁止されています。

後期研修(専攻医)では、より専門的になります。

自分が将来進みたい専門科目を選び研修を受けるようになります。

ここでより高度な知識と技術を身につけていきます。

そして後期研修医(専攻医)は初期研修医と違い、一人前の戦力とみなされます。

そして2年間の初期研修医を終えるタイミングで、「後期研修医(専攻医)」になった際のアルバイト探しが始まります。

*保険医登録票とは

保険医登録票とは、「診療報酬」の請求に必須となります。美容系や健診・人間ドックなどの自由診療であれば、必要はありません。管轄:地方厚生局(厚生労働省の地方支部局)

後期研修医(専攻医)のアルバイトの探し方

アルバイトには大別すると2種類あります。

ひとつは「スポット」、そしてもうひとつが「非常勤」です。

ほとんどの転職サイトでこの「スポット」と「非常勤」で検索が可能になっています(サイトによって呼び方が多少異なります)。

「スポット」とは、1日~数日間での勤務が可能なアルバイトを言います。

一方の「非常勤」については、ある一定期間、例えば3ヶ月といった期間で毎週定期的に勤務をします。定期非常勤と呼ばれることもあります。

後期研修医(専攻医)の方は、年収の相場が約500~600万円。

もちろん人にもよりますが、アルバイト収入を加えるとかなりの額になり、年収1,000万円~というのも夢ではなくなります。

ちなみにアルバイトとして人気なのは、大学病院の近く。

医局の指示で関連病院でアルバイトをしなけらばならない事もありますが、基本的には外部の方が時給が良いです。

ちなみにアルバイトの求人は「一次救急」「二次救急」。「三次救急」は基本的に「常勤」の方のみが対応。

*補足
一次救急:軽症患者(帰宅可能患者)に対する救急医療
二次救急:中等症患者(一般病棟入院患者)に対する救急医療
三次救急:重症患者(集中治療室入院患者)に対する救急医療

新専門医制度と後期研修医(専攻医)

以前まで、専門医を目指して研修する医師を後期研修医と呼んでいました。

2018年の4月より新専門医制度が導入され後期研修医を「専攻医」と呼ぶようになりました。

新専門医制度では、専門医資格が100以上になるほど細分化が進んだものを再度整理する方向にあります。

今まで各学会が独自の認定プログラムを修了することで「専門医資格」を取得することが出来ていました。

しかし、それでは専門医としての「質」の担保が本当に出来ていたのかという懸念もあったのです。

新専門医制度では、第三者機関である「日本専門医機構」によって管理・運用され、今まで各学会ごとにバラバラであった認定の基準が統一される事となりました。

新制度では、今まで通りの初期研修を2年、そして後期研修では3年~かけて「基本領域専門医」を学びます。

その後は「サブスペシャリティ領域」へと進む2階建て方式と言われるものに変わります。

ちなみに基本領域は以下の通りですが、この中からいずれかひとつの専門医取得を目指します。

【 基本領域(19領域)】

内科 小児科 皮膚科 精神科 外科 整形外科 

産婦人科 眼科 耳鼻咽喉科 泌尿器科 脳神経外科

放射線科 麻酔科 病理 臨床検査 救急科

形成外科 リハビリテーション科 総合診療科

【 サブスペシャリティ領域(29領域)】

サブスペシャルティ領域の専門医を取得するには、関連性のある基本領域において専門医を取得していることが要件となります。

消化器 循環器 呼吸器 血液

神経内科 老年病 腎臓病 肝臓病 糖尿病 

内分泌代謝 リウマチ アレルギー 感染症 

消化器外科 心臓血管外科 小児外科 呼吸器外科 

小児循環器 小児神経 小児血液・がん科 周産期 

婦人科腫瘍 生殖医療 脊椎脊髄外科 手外科 

頭頸部がん 放射線治療 放射線診断 集中治療

医師に関する総合情報

医師の人数と働き方について

厚生労働省の調査結果(平成28年12月31日現在)によりますと、医師の人数は以下の通りとなっています。

平成28年12月31日現在における全国の届出「医師数」は319,480人で、「男」251,987人(総数の78.9%)、「女」67,493 人(同21.1%)となっている。

施設の種別でみた医師の人数に関して、こちらも厚生労働省の調査結果(平成28年12月31日現在)で以下の通りです。

施設の種別にみると、「病院(医育機関附属の病院を除く)」147,115 人が最も多く、「診療所」102,457人、「医育機関附属の病院」55,187 人となっており、これを年次推移でみても、昭和 61 年以降「病院(医育機関附属の病院を除く)」が最も多い。

施設の種別に年齢階級をみると、「病院(医育機関附属の病院を除く)」では「40~49 歳」、「医育機関附属の病院」では「30~39 歳」、「診療所」では「50~59 歳」が最も多い。平均年齢をみると、「病院(医育機関附属の病院を除く)」では 46.7 歳、「医育機関附属の病院」38.8 歳、「診療所」59.6 歳となっている。

また医療施設への主な医師数に関しては以下の通りです(2017年時点)。

診療科 人数
内科 60,855
循環器内科 12,456
消化器内科 14,236
皮膚科 9,102
小児科 16,937
精神科 15,609
外科 14,423
泌尿器科 7,062
整形外科 21,293
眼科 13,144
耳鼻咽喉科 9,272
産婦人科 10,854

主たる診療科別にみた医師の人数についても、厚生労働省の調査結果から抜粋します。

従事する主たる診療科別にみると、「内科」が 60,855 人(20.0%)と最も多く、次いで「整形外科」21,293 人(7.0%)、「小児科」16,937 人(5.6%)となっている。主たる診療科の構成割合を性別にみると、「男」は「内科」(21.2%)が最も多く、次いで「整形外科」(8.4%)、「外科」(5.6%)となっており、「女」は「臨床研修医」を除くと「内科」(15.5%)が最も多く、次いで「小児科」(9.0%)、「眼科」(7.8%)となっている。
また、主たる診療科別に平均年齢をみると、「肛門外科」が58.5 歳と最も高く、「臨床研修医」を除くと「救急科」が41.4 歳と低くなっている。

おもな働き方 概要
臨床医 病院、クリニック、介護福祉施設など、現場に出る医師が非常に多い
研究医 大学の研修機関や製薬企業など働きます
産業医 企業において労働者が健康で快適な環境のもとで仕事が行えるよう助言を行います
社医 生命保険会社に雇用され、保険医務に従事します

そのほか「顧問医」「船医」「スポーツドクター」etc.などの働き方があります。

雇用形態について 概要
常勤 原則週32時間以上の勤務
非常勤 原則週32時間以下の勤務(アルバイトで週何日かの出勤、または祝日のみ出勤等)
スポット 1日単位の勤務(単発勤務、またはイレギュラー勤務)

診療科で見る医師の数と求人数

全国的に不足する医師の人数。全体的に不足しているのは事実ですが、さらに診療科別で紐解いてみるとさらに傾向が顕著になるようです。

2017年発売の「週間東洋経済」での特集「医者が足りない診療科 vs 余る診療科」を参照にしながら、その傾向を見て行きたく思います。

診療科 医師数 求人倍率
一般内科 61,317 2.2倍
整形外科 20,996 2.8倍
小児科 16,758 1.0倍
外科 15,388 2.8倍
精神科 15,187 1.9倍
消化器内科 13,805 4.3倍
眼科 12,938 1.1倍
循環器内科 11,992 4.2倍
産婦人科 10,575 1.5倍
耳鼻咽喉科 9,211 0.9倍
皮膚科 8,850 1.4倍
麻酔科 8,625 2.1倍
リハビリテーション科 2,301 12.3倍

*「週間東洋経済」2017.6.10 なかむら・まさし氏著

上記のとおり、診療科によって求人倍率が大きく違うのがお分かりになるものと思います。

小児科は医師と求人数の比率が均衡がとれていて、1.0倍とまったく問題なく思えます。一方のリハビリテーション科はなんと「12.3倍」と圧倒的な医師不足となっています。

リハビリテーション科の医師不足については、専門科として認知されたのが比較的新しく、同科に進む若手不足が現状では不足していることが原因のようです。

そして現在ではまだ求人倍率が「1.9倍」と比較的まだ落ち着いた状況に思える「精神科」ですが、今後の高齢化の加速に伴い認知症患者が増える事が予想されていて、求人募集も増えている傾向にあります。

また小児科や産婦人科も医師不足が指摘されていますが、そもそも求人自体もさほど多くない状況です。